1.地震を知る
日本で暮らす限り、地震からは逃げれない。
Q.地震はもう来ないと思います。
A.兵庫県内、近隣府県には 多くの活断層があり、大地震がいる起こってもおかしくありません。
南海トラフ地震の発生確率は 30 年以内に 70%程度であり、広範囲の被害が予想されているほか、
南海トラフ以外でも活断層による地震はいつ発生してもおかしくありません。
Q.もう歳だから死んでもいいです。
A.ご家族も同じことを考えていらっしゃいますか?
お孫さんが遊びに来られているときに地震が来たら?
あなたの家が倒壊したら、ご近所に迷惑になりませんか?
避難の妨げになりませんか?
あなたが死んでだれも涙する人はいませんか?
2.家の強さを知る
まずは評点1.0を目指す。 命を守るという観点からは少なくとも0.7を。
Q.改修しても助かるかどうかわからないのでは?
A.地震の発生や揺れの強さをコントロールすることはできませんが
家の強さは耐震改修によって高めることができます。
Q.阪神・淡路大震災でも、倒壊しなかったら、私の家は大丈夫だと思う。
A.これまでの地震で接合部が損傷している可能性もあるため、次の地震で倒壊しないとは言い切れません。
耐震診断・改修を行えば、あなたやあなたの家族が安心して過ごすことができます。
Q.家が倒壊しても死ぬことはないかと思う。
A.木造住宅の 2階と屋根の重量を合わせると数トン~十数トンの重量になります。
これだけの重量が頭上から降ってくるのに、死なないと考える理由は何でしょうか?
Q.家の下敷きになる前に逃げ出します。
A.無理です!震度 6以上では、立っていることが困難です。
揺れて家が傾くと窓や扉は開かず、床には割れたガラスや食器も散乱しています。
少なくても、評価 0.7を確保してください。
3.改修方法を知る
住まい方や予算に合わせた工事を選ぶ。
Q.もうすぐ建て替えようと思っているのですが・・・。
A.大地震は待ってくれません。一刻も早く建て替えてください。
Q.貯金もない、年金だけでは改修することはできません。
A.改修には様々な工事があります。
家全体の耐震補強工事が難しければ、一部屋のみを補強したり、防災ベットを設置することも考えられます!
自分自身の予算にあった対策を探しませんか?
Q.耐震改修よりも水回りを直したい。
A.水回りの回収とセットで耐震改修を行うと費用がお得になり、合理的です。
Q.本当に耐震改修工事をすると強くなるの?
A.強くなります!
どのような強さを目指して改修するかによっても異なりますが、
目標とする家の強さとそれに掛かる費用を見比べながら建築士さんと相談しましょう。
地震が発生する前に住宅の耐震性を確保していたかどうかで、震災発生後の生活が大きく異なります。
震災後も早く以前の生活に戻れるように、住宅の耐震性の向上に努めましょう。